
八回大会での新しい綱領路線を踏まえて、その実践に踏み出した時期の諸著作を収める。この時期、党は自主独立の立場でソ連と中国・毛沢東派との二つの覇権主義との激しい闘争を展開した。関連の論稿のほか、「三つの自由」の提唱、野呂栄太郎、小林多喜二らの回想、「文芸評論選集」のあとがき、「私の五十年史」など。
目次や構成
【目次】
- 野呂栄太郎の思い出
- 「中ソ論争」と日本共産党
- ーー自主独立の立場を堅持
- わが党の革命的伝統と現在の進路
- フルシチョフ解任は修正主義路線の矛盾の現われである
- 歴史の教訓は現代になにをよびかけるか
- 共闘体制の前進を望む
- ーー雑誌『世界』編集部の問いに答えて
- 『宮本顕治文芸評論選集』第二巻の「あとがき」
- 明るく民主的で平和な東京のために
- 自主独立の十年
- ーーその歴史的、理論的根拠
- 『宮本顕治文芸評論選集』第三巻の「あとがき」
- 『宮本顕治文芸評論選集』第四巻の「あとがき」
- 自主独立の道
- 真の革新問う三原則を提示
- 半世紀の試練を経た日本共産党と当面する諸問題
- 国民に提起されている三つの選択
- 小林多喜二とその戦友たち
- 三つの自由を完全に保障
- 三つの自由と日本共産党
- 私の五十年史
- ーー覚え書き
- 解題
著者情報
宮本顕治著作集編集委員会