
ソ連修正主義との闘争が本格化した段階で、当面する理論的な課題を提起した「マルクス主義の現代的課題」、階級闘争の戦術問題でのマルクス、エンゲルス、レーニンの理論遺産の集中的研究を背景に現代の革命を論じた試論「一国革命と世界革命」、七五年時点で理論・政策分野での課題を包括的に提起し解明した報告(社会科学研究所主催)を収録。
目次や構成
【目次】
- マルクス主義の現代的課題
- 一国革命と世界革命——現代革命の歴史的条件
- はじめに
- 1 マルクス、エンゲルスの「同時革命」論とレーニン、スターリン
- 2 帝国主義戦争とレーニンの社会主義革命論
- 3 ロシアにおける一国社会主義革命の勝利
- 4 ロシア革命とヨーロッパ革命
- 5 レーニンによる先進国革命の特徴づけ
- 6 現代の諸問題に関連して
- 理論政策活動の新しい前進のために——社会科学研究所主催「理論・政策問題についての会議」における報告
- はじめに
- 1 四中総決議の意義
- 2 日本共産党の路線と活動の創造的貢献
- 3 当面する情勢と理論・政策上の諸課題
- 4 現代資本主義の理論問題
- 5 国際共産主義運動と社会主義の歴史的展望
- 6 党員理論家、研究者、政策活動家の任務
- むすび
- 解題
著者情報
上田耕一郎著作集編集委員会

上田耕一郎著作集 第3巻 理論戦線での提起と探求(上)
定価3,630円
(本体3,300円)
2013年4月