
“いま”につながる圧倒的内容の復刊!
新装版 民族の悲劇 沖縄県民の抵抗
瀬長亀次郎=著
沖縄県民は、祖国復帰への道をみずからの血と汗によっていかに切り開いてきたか。全面占領期、米軍による不法・無法に文字どおり体を張って対峙し戦後政治史における反米抵抗のシンボルといわれた著者が、沖縄県民の心情と苦難に満ちた闘いを個性豊かな語り口でつづる。 ーー“解放の勝利”をかちとる以外に、道はない。
目次や構成
〔目次〕
- 1 基地権力者の意志は法なり
- 2 講和条約第三条のからくり
- 3 スキャップ指令と占領政策
- 4 ふきすさぶ反共旋風
- 5 略奪はこうしてやる
- 6 島ぐるみのたたかい
- 7 「赤い市長」の出現
- 8 新しい情勢
- 解説…新原昭治
著者情報
瀬長亀次郎
1907年豊見城村生まれ。沖縄人民党の結成に参加し、書記長、委員長を歴任。1954年米軍による沖縄人民党弾圧事件で懲役2年の刑で投獄される。出獄後の1956年那覇市長選挙に当選するが翌年の米軍布令により追放、その後も県民とともに闘いつづける。1970年の国政参加選挙で衆議院議員に当選(以後1986年衆院選まで7期連続当選)。1973年日本共産党中央委員会幹部会副委員長。1990年名誉幹部会員。2001年没。『沖縄からの報告』(岩波新書)、『民族の怒り』『民族の未来』(新日本新書)、『沖縄人民党』『瀬長亀次郎回想録』(新日本出版社)など。

新装版 民族の悲劇 沖縄県民の抵抗
定価1,320円
(本体1,200円)
2013年4月