
自治体の民主的改革をすすめるために、行政と地方議会にどう働きかけるか。地方党機関と党支部、地方議員のみなさんが、日本共産党の活動方針を学べるよう、基本的文献をこの一冊に収録。本書で新収録の「地方議員 これだけは知っておきたい」は、すべての党議員の議会内外での活動の手引きとなるとともに、地方党機関のみなさんにも必読の内容です。
目次や構成
目 次 まえがき『議会と自治体』編集部 3 一 地方議員 これだけは知っておきたい党自治体局 17 はじめに 17 1 地方議会のしくみと議会・議員の権限 18 一 地方議会の権限としくみ 20 二 地方議員の権限 33 2 議会での質問の準備の仕方 40 3 住民要求の議会と行政への届け方 47 〔付〕地方議員が生活相談を受けるさいの心構え 52 4 議員としての党活動・党生活 57 一 党の地方議員の任務について 57 二 党の地方政治論と議員活動の方針の中心をつかむ 58 三 地方議員団を確立しての活動と地方党機関 64 四 議員と党支部が支え合い、協力する党活動 73 〔付〕インターネット、SNSの活用を 75 五 市民道徳と社会的道義を守り、民主的常識を身につけて 77 〔資料〕地方議員の第一義的任務である議員活動の保障のため配達・集金の 過重負担の抜本的解決は急務(一九九七年七月十日)79 二 第二十六回党大会第三回中央委員会総会への幹部会報告 (二〇一五年一月二十日)から88 (3、いっせい地方選挙の躍進を必ずかちとろう) 三 地方政治と議員活動不破哲三 100 ──全国地方議員会議での報告(一九九八年四月二十七日)── 第一章 地方政治の現状と問題点 102 一 国民生活の危機と地方自治体 102 二 自民党政治は自治体を「開発会社」に変えた 104 三 地方自治という憲法の大原則はどこにいったか 115 四 自治体らしい自治体を──地方自治確立の新しい波 122 五 安保・基地問題は特定の地方だけの問題ではない 130 第二章 地方議員の活動の前進のために 134 一 地方政治での党の到達点をみる──議員総数第一党 134 二 わが党の政策活動の歴史をふりかえる──地方政治を中心に 137 三 議員活動でぜひ頭においてほしいこと──七つの提案 146 四 与党になったら、議員(団)はどんな責任をになうか 162 五 参院選の躍進をめざして──国政と地方政治の両面から逆立ち政治の転換を 164 二十一世紀にむかって独創的に、大胆に169 ──全国地方議員会議での結語(一九九八年四月二十八日)── 四 「自治体らしい自治体」取り戻す、希望ある地方政治の流れ大きく志位和夫 185 ──全国地方議員代表者会議での報告(二〇〇二年八月二十九日)── はじめに──この会議の目的と眼目について 185 一 国政の激動──自民党政治の古い枠組みは、新しい世紀に通用しない 187 「国民大収奪、大企業にバラマキ」──暮らしも経済も破壊する愚策を転換せよ 188 米国の“覇権主義の暴走”──異常な追従外交をつづけては日本の未来はない 194 二 地方政治めぐる二つの道の対決──新しい変化をとらえた活動の発展を 200 「自治体が自治体でなくなる」──反動支配の新たな特徴とその矛盾 201 新しい地方政治の流れの広がり──二十一世紀へ未来と希望ある変化 208 三 選挙戦での勝利をめざして──活動の強化のために 222 選挙戦にどういう構えでのぞむか──新しい可能性をくみつくした攻めのたたかいを223 論戦をどうすすめるか──いくつかの政策問題と、反共謀略集団とのたたかい 228 地方議員・議員団活動の改善と強化について 241 選挙勝利へ──全国の議員がその力を全面的に発揮して 249 会議の素晴らしい成果を生かし、目前にせまった選挙戦で必ず勝利者に250 ──全国地方議員代表者会議でのまとめ(二〇〇二年八月三十日)── 明るい元気のでる、心の通いあう感動的な会議に 250 地方議員(団)の値打ちが、豊かに浮き彫りになった会議に 255 強く大きな党を──議員自身の自覚的・内発的な運動として 261 二十一世紀の日本共産党の前途は、洋々と開けている 265 五 第二十二回党大会での党規約改定(二〇〇〇年十一月二十四日)にかかわる 地方的な問題の自治権、地方議員団の確立についての諸決定267 ○ 第二十一回党大会第七回中央委員会総会での党規約改定案についての報告から (二〇〇〇年九月十九日) 267 ○ 第二十二回党大会での党規約改定案についての報告から (二〇〇〇年十一月二十日) 270 ○ 第二十二回党大会での規約改定案の討論についての結語から (二〇〇〇年十一月二十四日) 272 六 自治体活動と人民的議会主義不破哲三 273 ──第一回地方議員全国研究集会での最終報告(一九七〇年八月二十六日)── 党として最初の全国研究集会 273 議会活動を運動全体のなかでどう位置づけるか 278 議会活動の三つの任務──革命と改良の関係 283 議会での政策活動──「なんでも反対」「なんでも賛成」の誤り 287 国会での活動の経験から 292 政策活動でのいくつかの強調点 298 議会のしくみの十分な研究のうえに効果的な戦術を 304 他党派との関係と共闘問題 310 議会活動と大衆運動との結合 322 当面のいくつかの課題について 327
著者情報
『議会と自治体』編集部

自治体活動と地方議会
定価2,200円
(本体2,000円)
2015年8月