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原爆、沖縄、引揚げ、日本の戦争……漫画は何を描き伝えてきたか

漫画は戦争を忘れない

石子順=著

定価2,090円(本体1,900円)

出版年月
2016年6月
ISBNコード
978-4-406-05954-1
仕様
0036/ 四六判並製/ 240P
タグ
芸術・生活    文化・芸術・スポーツ   
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戦後70年、描かれ続けてきた戦争漫画。どのように生まれ、盛んになり、そして変わってきたのか。漫画評論家として約50年見続けてきた著者が語る論考集。手塚治虫の描く未来戦争、水木しげるの体験戦記や「はだしのゲン」。そして「夕凪の街 桜の国」始め今の漫画家が平和の思いを継承して描く新しい戦争漫画まで網羅。

目次や構成

もし戦争が続いていたら(はじめに)
戦争漫画とは――
漫画は戦争を忘れない――戦争漫画年代記(1946~2015)
1940年代後半 平和からのスタート
1950年代 朝鮮戦争の時代
1960年代 日米新安保条約反対運動の中で
1970年代 戦争漫画が多くなり反戦意識の高まり
1980年代 一つの時代の終わり
1990年代 新人漫画家の登場
21世紀に入って――女性漫画家の時代か
手塚治虫の戦争体験とその漫画
水木しげるの妖怪を見る眼、戦争を描く眼
中沢啓治とのあのこと、このこと
引揚げ漫画から八・一五漫画へ
空襲を描破した漫画――「あとかたの街」はすごい
戦争を食べる――飢えとのたたかい
“見えない銃弾”との女たちのたたかい
今そこにある戦争――漫画が問う米軍基地
あとがき――戦争漫画の未来

付:いま見ることができる戦争漫画

著者情報

石子順

漫画・映画評論家。1935年京都市生まれ。東洋大学文学部卒。元和光大学表現学部教授。1967年に手塚治虫と出会い漫画研究を始める。以後手塚治虫と交流。著書に『手塚治虫―未来からの使者』(2012年新装版、童心社)、『ぼくらが出合った戦争』(2012年共著、新日本出版社)『平和の探求・手塚治虫の原点』(2007年、新日本出版社)、『中国映画の明星 女優篇』(2003年、平凡社)『漫画家夫婦33景』(1998年、本の泉社)など多数。