
科学的社会主義の立場から社会政策学の歴史と発展を考察
日本社会政策学の形成と展開
相澤與一=著
資本主義の下で起きる社会問題に対して、労働条件の保護立法、失業対策、社会保険など、体制維持のために政府が行う社会政策。そこに階級闘争の観点を排除する大河内一男の生産力説と、それを批判した服部英太郎の論争を基軸にして、科学的社会主義の立場から歴史的展開を批判的に考察し、学問としての発展方向を示す。
著者情報
相澤與一
1933年山形県生まれ。東北大学大学院単位取得済み中退。佐賀大学、福島大学、長野大学、高崎健康福祉大学の助教授、教授を歴任して、現在福島大学名誉教授。著書に『国家独占資本主義と社会政策』(1974年、未来社)、『社会保障の基本問題』(1991年、労働旬報社)、監修・著で『グローバリゼーションと「日本的労使関係」』(2000年、新日本出版社)がある。

日本社会政策学の形成と展開
定価2,200円
(本体2,000円)
2016年4月