
新しい時代に響き合う知性と良心の言葉
新編 若き知性に
宮本百合子=著
人間の尊厳を求め反戦・平和を貫いた作家宮本百合子は、小説とともに多くの評論・伝記を書いた。その文章は、一読するだけで視野が広がり、自身が高まっていくような感覚に満たされる。新たな変革の時代に、現状に甘んじることなく未来に向かって成長しようとする人々を鼓舞し、七十年の時をへて生命力を発揮する十五編。
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。

新編 若き知性に
定価1,760円
(本体1,600円)
2017年7月