
50枚の自然と人々への讃歌フォトとエッセイ!
この道をどこまでも行くんだ
椎名誠=著
すざまじいスケールで眼前に展開する人間たちのカオスもあれば、その地で生を全うしていくのがよくわかるしわくちゃ顔の女性のおだやかさと、南米大陸に広く棲息するラクダの仲間=グアナコの優しげな顔などにも目を向ける。アウシュビッツ収容所跡の周辺で牧草を刈り込む老農夫にフォーカスし、命を見つめたメッセージで締め括る味わい深い“シーナの世界”。
著者情報
椎名誠
1944年東京都生まれ。作家。写真家、映画監督としても活躍。『さらば国分寺書店のオババ』でデビュー。私小説、SF小説、随筆、紀行文、写真集など、著書多数。「椎名誠 旅する文学館」(http://www.shiina-tabi-bungakukan.com/bungakukan/)も好評更新中。

この道をどこまでも行くんだ
定価1,760円
(本体1,600円)
2019年9月