
楽しんだ3500キロ。歩きだからこそ出会いも気づきも
80歳、歩いて日本縦断
石川文洋
65歳で列島縦断徒歩の旅を成し遂げてから15年、今度は太平洋側を歩きたい……北海道を出発、東日本大震災の被災地、そして東海道、山陽道、九州から故郷・沖縄へ。ゆっくり歩いたからこそ感じることができた自然と歴史、日本の現実。思いがけない出会いや懐かしい再会も含め、心を打たれた11か月間の旅の記録。
目次や構成
目次
- 1 北海道、自然を歩く
- 2 東北、東日本大震災被災地を歩く
- 3 東海道、歴史を歩く
- 4 山陽道、友人たちと再会
- 5 九州、「命どぅ宝」の思い
- 6 沖縄、ふる里を歩く
著者情報
石川文洋
報道写真家。1938年、沖縄県生まれ。1965年1月から1968年12月まで、フリーカメラマンとして南ベトナムの首都サイゴン(当時)に滞在しベトナム戦争を取材。1969年から1984年まで朝日新聞社に勤務。その後フリーに。著作に、『写真記録ベトナム戦争』(金曜日)、『戦場カメラマン』『報道カメラマン』(朝日文庫)、『死んだらいけない』(日本経済新聞社)、『日本縦断 徒歩の旅 65歳の挑戦』(岩波新書)など。日本写真協会年度賞(1973年)、日本雑誌写真記者協会賞(1982年・1983年)、日本ジャーナリスト会議特別賞(1990年)、ベトナム政府より文化通信事業功労賞(2005年)など受賞多数。

80歳、歩いて日本縦断
定価2,750円
(本体2,500円)
2021年2月