
歌に凝縮された世界の文化と歴史には「生きる力」が溢れている!
歌から見える世界 心の歌よ! Ⅲ
伊藤千尋=著
「きよしこの夜」が生まれたきっかけは、いたずらネズミだったり、「アラブのお坊さん」が歌われる「コーヒールンバ」は、アラブとは関係のない南米ベネズエラの歌だったりと、愉快なエピソードもふんだんに、中南米、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、世界を駆け回った「歌の探偵」記。歌への造詣の深さが、読者に生きるパワーを呼び覚ます。
著者情報
伊藤千尋
1949年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業。74年に朝日新聞に入社。サンパウロやバルセロナ、ロサンゼルスの支局長などを歴任。2009年に定年を迎えたが再雇用で同紙の「be」編集部で勤務を続けている。主な著書に『凜とした小国』『9条を活かす日本』(ともに新日本出版社)、『反米大国』(集英社新書)、『燃える中南米』(岩波新書)など多数。

歌から見える世界 心の歌よ! Ⅲ
定価1,760円
(本体1,600円)
2021年9月