
苦手な人でもOK! 古典の扉を開いて楽しく学ぼう!
初めてのマルクス、エンゲルス 社会と生き方にせまる古典
山田敬男=著
今だからこそ学んでおきたい科学的社会主義の基礎理論。どこから学べばいいか分からないと悩んでいる人は、まず本書をぜひ。学ぶと何が楽しいか、マルクスたちの思想はどう発展したか、どんな「文献」があるか、ポイントを絞ってわかりやすく紹介します。古典の世界に優しくいざなってくれる、ありそうでなかった本です。
目次や構成
<目次>
- 第1章 生きる力としての科学的社会主義
――危機の時代を生き抜くために
- 1 「自己責任論」の克服――集団的関係を取り戻すために
- 2 いま科学的社会主義を学ぶ意味
- 3 生存の危機とたたかいながら未来へ
- 4 人権と民主主義を媒介に階級的自覚が形成される
- 第2章 社会変革とマルクス、エンゲルスの理論的・思想的営み
- 1 科学的世界観の確立――革命的民主主義から共産主義へ
- 2 一八四八年革命とマルクス、エンゲルス
- 3 革命観の転換と国際労働者協会の創設
- 4 多数者革命路線の本格的探究
- 第3章 古典の扉を開く
- 1 革命的民主主義から共産主義へ
- ① マルクス『ヘーゲル法哲学批判 序説』
- ② マルクス『経済学・哲学草稿』と「ミル評注」
- ③ マルクス「フォイエルバッハにかんするテーゼ」
- ④ エンゲルス『イギリスにおける労働者階級の状態』
- ⑤ マルクス/エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』
- ⑥ マルクス『哲学の貧困』
- 2 一八四八年革命とマルクス、エンゲルス
- ⑦ マルクス『賃労働と資本』
- ⑧ エンゲルス『共産主義の諸原理』
- ⑨ マルクス/エンゲルス『共産党宣言』
- ⑩ マルクス『フランスにおける階級闘争』『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』
- 3 革命観の転換と国際労働者協会の創設
- ⑪ マルクス『経済学批判・序言』
- ⑫ マルクス『資本論』第一部
- ⑬ マルクス『賃金、価格および利潤』
- ⑭ マルクス「労働組合。その過去、現在、未来」
- 4 科学的社会主義の発展と普及
- ⑮ マルクス『フランスにおける内乱』
- ⑯ マルクス『ゴータ綱領批判』
- ⑰ エンゲルス『反デューリング論』
- ⑱ エンゲルス『空想から科学へ』
- ⑲ エンゲルス『自然の弁証法』
- ⑳ エンゲルス『家族・私有財産・国家の起源』
- ㉑ エンゲルス『フォイエルバッハ論』
- ㉒ エンゲルス「マルクス『フランスにおける階級闘争』一八九五年版への序文」
はじめに
著者情報
山田敬男
1945年生まれ。労働者教育協会会長、歴史科学協議会会員。『増補改訂版 日本近現代史を読む』(共著、2019年、新日本出版社)、『21世紀の今、マルクスをどう学ぶか』(共編著、2018年、学習の友社)、『戦後日本史』(2009年、学習の友社)、エンゲルスから学ぶ科学的社会主義(共編著、2020年、学習の友社)など著作多数。

初めてのマルクス、エンゲルス 社会と生き方にせまる古典
定価1,540円
(本体1,400円)
2025年3月