
予算原則をふみ破る大軍拡、荒唐無稽な「台湾有事」論の危険――国土と国民の安全を無視し高市・自民党が進める「好戦的」政策をどう押し返すか。今の世界情勢の中でこそ輝く9条をどう生かすか。憲法から見た財政論で大軍拡を批判するロジックや、著者自身が当事者となった学術会議問題を含め、今必要な論陣を張った一冊!
目次や構成
<目次>
- はしがき
- 第1章 今、憲法を守り活かすことの意義
- 一 日清戦争一三〇年
- 二 治安維持法一〇〇年
- 三 そして戦争終結(=戦後)八〇年、日本国憲法の成立とその意義
- 四 今、憲法を守り活かすことの意義──次世代に引き継ぐべきもの、残してはいけないもの
- 第2章 「戦後八〇年」と日本国憲法──その歴史的意義
- 一 「帝国主義の七〇年」と「戦後八〇年」「長い二〇世紀」としての一五〇年
- 二 「戦後八〇年」目における戦後世界秩序「破局」の危機
- 三 「戦後」を持続させる努力──基軸としての核兵器の廃絶、「紛争の平和的解決」原則、そして憲法九条
- 第3章 せまる「戦争の危険」と憲法九条についての省察──核兵器の廃絶とアジアの平和をどう構想するか
- 一 日本国民の「原爆体験」──個人的なエピソードもまじえて
- 二 日本被団協の「受忍論」批判の意義
- 三 今日の戦争と軍備の状況をめぐって
- 四 アジアの平和をどう実現するか
- 第4章 大軍拡に抗する憲法と財政民主主義
- 一 大軍拡のための財政法──防衛財源確保法の法構造
- 二 防衛財源確保法と防衛力強化資金の異常性
- 三 予算原則を踏みにじる防衛財源確保法と防衛力強化資金
- 四 その他の財政紊乱の状況
- 五 大軍拡下での防衛予算の編成・執行状況──二〇二三~二五年度
- 六 新規契約の中身
- 七 二〇二五年度予算補正と二六年度予算編成
- 八 あらためて日本国憲法の財政原則の意義を確認する
- 九 私たちは大軍拡にどう向き合うべきか
- 第5章 選挙と議会を市民にとりもどせ
- 一 二〇二五年秋、戦後政治の最大の危機──空前の衆参「少数与党」内閣の歴史的位置
- 二 「政治改革」三〇年・素描
- 三 新興政党の台頭と新自由主義との関係
- 四 議会制民主主義の再生に向けて
- 第6章 学問の自由と民主主義について
- 一 新日本学術会議法と私たちの課題
- 二 人間社会と学問の自由
- 三 学術会議会員任命拒否問題の憲法学的検討
- 第7章 「この時代」と日本国憲法──今を見すえ明日を望む
- 一 「この三〇年」という「時代」
- 二 「この二〇年」という「時代」
- 三 「ここ一〇年」という「時代」
- 四 さてこれから私たちは
著者情報
小沢隆一
1959年生まれ。東京慈恵会医科大学教授。『はじめて学ぶ日本国憲法』(05年、大月書店)ほか。
時代に挑む日本国憲法
定価2,090円
(本体1,900円)
2026年4月













