
軍隊の非情に抗した“草ぼっち”の勇気――
戦場の草ぼっち
岡崎ひでたか=作 石倉欣二=絵
定価1,650円 (本体1,500円)
- 出版年月
- 2004年6月
- ISBNコード
- 978-4-406-03090-8
- 仕様
- 8393/ A5判上製/ 158P
- 読者対象
- 小学校低学年
- 小学校中学年
- 小学校高学年
- 中学生
1937年、中国との戦争が始まった頃。ひ弱なわたしをなにかにつけてかばってくれた草野一等兵(草ぼっち)は、殺人・強盗・放火など、どんな犯罪もやり放題の戦場のあり様に苦しんでいた。やがて、草ぼっちは、殺したとみせて、住民を逃がすようになった。絶対服従の命令にそむいて命を救うその姿にわたしは――。
目次や構成
[目次]
- 一 でいだらぼっちの草ぼっち
- 二 弱虫分隊長のつよい部下
- 三 人を鬼に変える軍隊
- 四 戦場だけのあべこべの勇気
- 五 闇夜のブタ事件
- 六 ふしぎな病院へ
- 七 はな欠け地蔵
- あとがき
著者情報
岡崎ひでたか
1929年生まれ。作品に「鬼が瀬物語」(全四巻)「天と地を測った男」(以上くもん出版)、「荷抜け」「戦場の草ぼっち」(以上新日本出版社)等。日本ペンクラブ会員。日本児童文学者協会会員。
石倉欣二

戦場の草ぼっち
定価1,650円
(本体1,500円)
2004年6月