
終戦を知らず、13年も厳冬の北海道を逃げた中国人徴用工がいた。強制連行、人権侵害の実態に切り込む『穴から穴へ13年 劉連仁と強制連行』。自由独立を訴えた3・1抗日運動から百年。韓国のジャンヌ・ダルクと呼ばれた少女を追う『柳寛順の青い空 韓国で歴史をふりかえる』。日本の加害を見つめる2作品を収録。
著者情報
早乙女勝元
1932年東京生まれ。作家、東京大空襲・戦災資料センター名誉館長。主な近著書に『空襲被災者の一分』(2019年、本の泉社)、『徴用工の真実 強制連行から逃れて13年』(2019年、新日本出版社)『ナチス占領下の悲劇 プラハの子ども像』『その声を力に』『赤ちゃんと母の火の夜』(以上、2018年、新日本出版社)、『アンネ・フランク』(2017年、新日本出版社)、『螢の唄』(2016年、新潮文庫)、『もしも君に会わなかったら』(2014年、新日本出版社)、『わが母の歴史』(2014年、青風舎)、『東京空襲下の生活日録』(2013年、東京新聞)など多数。

徴用工の真実 強制連行から逃れて13年
定価1,980円
(本体1,800円)
2019年5月