
「握(にぎり)集落」にピカピカの青年がやってきた――
あらわれしもの
最上一平=作 ささめやゆき=絵
定価1,650円 (本体1,500円)
- 出版年月
- 2022年12月
- ISBNコード
- 978-4-406-06696-9
- 仕様
- 8093/ 46判上/ 160P
- 読者対象
- 小学校高学年
- 中学生
「ひめりんごちゃんでーす」龍之介は姿見にむかってむりやりテンションをあげた。「地域おこし協力隊」の龍之介は、着ぐるみを着て、イメージキャラクター・ひめりんごちゃんになるのだ。きめポーズは、アップルシャワー!――今や子どもがひとりもいない過疎の村にも春は来た。その山里に「あらわれしもの」とは。
著者情報
最上一平
1957年山形県生まれ。『銀のうさぎ』(1984年、新日本出版社)で日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』(2000年、新日本出版社)で日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞、『じぶんの木』(2009年、岩崎書店)でひろすけ童話賞、『たぬきの花嫁道中』(2018年、岩崎書店)で日本絵本賞受賞。作品に『山のてっぺんの木のちょうじょう』『へんてこテーマソング』(2019年、いずれも新日本出版社)など多数。
ささめやゆき
1943年東京都生まれ。版画家、イラストレーター、絵本作家。ベルギー・ドメルフォフ国際版画コンクール銀賞受賞。『ガドルフの百合』(1996年、偕成社)で小学館絵画賞、講談社出版文化賞さしえ賞、『あしたうちにねこがくるの』(2000年、講談社)で日本絵本賞受賞。絵本に、『すなはまのバレリーナ』(2022年、のら書房)、『ブリキの音符』(2006年、アートン)、『幻燈サーカス』(2003年、BL出版)ほか多数。

あらわれしもの
定価1,650円
(本体1,500円)
2022年12月