
一羽のハトが見た戦争の悲しみ――
緑の葉っぱのパン
最上一平=文 北見葉胡=絵
「お父さん、やくそくだよ。お父さんのやいたパンを食べさせてね。黒パン、ジャムのドーナツ、クロワッサン……」女の子はいいました。お父さんは、おいしいパンをやくのが生きがいのパン職人でした。ようやく夢をかなえて、お店を持ったばかりでした。ところが、爆撃にあって、お店は――。平和への願いがこめられた絵本。
著者情報
最上一平
1957年山形県生まれ。『銀のうさぎ』(1984年、新日本出版社)で日本児童文学者協会新人賞、『ぬくい山のきつね』(2000年、新日本出版社)で日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞、『じぶんの木』(2009年、岩崎書店)でひろすけ童話賞、『たぬきの花嫁道中』(2018年、岩崎書店)で日本絵本賞受賞。作品に『山のてっぺんの木のちょうじょう』『へんてこテーマソング』(2019年、いずれも新日本出版社)など多数。

緑の葉っぱのパン
定価1,760円
(本体1,600円)
2024年10月
北見葉胡
神奈川県鎌倉市生まれ。「タマリンとポチロー」(講談社)でボローニャ国際絵本原画展入選、「ルウとリンデン 旅とおるすばん」(講談社)でボローニャ国際児童図書書受賞。その他の絵本に「リトル・レトロトラム」(理論社)、「そらの木」(岩崎書店)。装画に「まぼろしの犬」(新日本出版社)、「「安房直子コレクション」など。

緑の葉っぱのパン
定価1,760円
(本体1,600円)
2024年10月