
平和は眠りを許さない 宮本百合子の女性シリーズ<2>
宮本百合子=著
定価1,282円(本体1,165円)
- 出版年月
- 1989年7月
- ISBNコード
- 978-4-406-01740-4
- 仕様
- 0395/ 小B6判上製/ 190P
戦争と抑圧の時代を生きた百合子が,戦争の本質に迫り,いのちの限り語った平和への願い。日常のいとなみから出発し,社会と歴史の真実を見すえる柔らかな瞳で,迫りくる核戦争の危険,天皇制と民主主義など,現代をも照らす論集。 解説・山口勇子
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。