
女性のあゆみ 宮本百合子の女性シリーズ<3>
宮本百合子=著
定価1,282円(本体1,165円)
- 出版年月
- 1989年8月
- ISBNコード
- 978-4-406-01741-1
- 仕様
- 0395/ 小B6判上製/ 212P
苦難のなかで,解放の担い手としての道を選んだ百合子が,人間らしい成長と,本当の愛を育てたいと望んだ,重く,せつない女性の羽ばたきの歴史を,文学に描かれた女性のこころのテーマと社会発展の道すじとの関連で考える。解説・山本千恵
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。