
彩色日本画,淡彩をほどこされた絵,墨だけで描かれた絵。それから,におい立つような光と色が感じられるのはなぜだろうか。庭先や野原の花,深い山中に咲く花,おりおりの花が大判のページいっぱいに描かれ,やすらぎを与えてくれる。
目次や構成
[目次]
まえがき
牡丹(ボタン)/ハマダイコン/日だまり(クロッカス)/花もも(モモ)/カタクリ/朴の芽ぶき(ホオ)/辛夷(コブシ)/湿原の春(ザゼンソウとミズバショウ)/白木蓮(ハクモクレン)/日本桜草(サクラソウ)/根付竹の子/菜の花(ナノハナ)/トサミヅキ/ 雨降り花(キクザキイチゲ)/紫木蓮(シモクレン)/ミミガタテンナンショウ/花菖蒲(ハナショウブ)/クサボケ/花桐(キリ)/ムサシノキスゲ/広葉樹林の下で(エンレイソウなど)/ノダフジ/竹林の中で/罌粟の花(ケシ)/ヒトリシズカ/杉林の中(ホウチャクソウとチゴユリ)/オオヤマレンゲ/ ガクウツギ/山芍薬(ヤマシャクヤク)/夏近い浜(ハマヒルガオ)/レンゲツツジ/カボチャの花/キュウリ/梅雨どきの花(ガクアジサイ)/溪流沿い(ヒメラシャ)/庭隅(ハルタデなど)/ワルナスビ/キバナノアツモリソウ/ヤブガラシ/トウモロコシ畑/山百合(ヤマユリ)/残雪の芽ぶき(ショウジョウバカマなど)/ハマナスの浜/ わすれぐさ(ヤブカンゾウ)/谷川(タマアジサイ)/カヤツリグサ/オモダカ/ヤマオダマキ/朝顔(アサガオ)/葛の花(クズ)/蓮の花(ハス)/月下美人(ゲッカビジン)/月下美人(ゲッカビジン)/衣笠草(キヌガサソウ)/高山の花(ハクサンイチゲ)/カラスビシャク/ジュズダマ/フジバカマ/鳳仙花(ホウセンカ)
著者情報
宮本和郎
1936年生まれ。東京芸術大学日本画科卒業。日本美術家連盟・日本美術会会員。主な著書に「墨で描く四季の花」「墨で描く基本」「画集スイス・アルプス花の旅」などがある。