
貧しき人々の群 ほか 宮本百合子名作ライブラリー<1>
宮本百合子=著
定価1,602円(本体1,456円)
- 出版年月
- 1994年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-02305-4
- 仕様
- 0393/ 四六判/ 198P
ささやかな善意の無力さに傷つきながらも,貧しく悲惨な農民の生活に心を寄せるひたむきな少女。十七歳の処女作「貧しき人々の群」「禰宜様宮田」,民族的滅亡に追いこまれるアイヌを描く「風に乗って来るコロポックル」を収録。解説・小林茂夫。
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。