
伸子 宮本百合子名作ライブラリー<2>
宮本百合子=著
定価2,136円(本体1,942円)
- 出版年月
- 1994年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-02306-1
- 仕様
- 0393/ 四六判/ 398P
- 在庫状況
- 現在在庫品切れとなっています。
閉鎖的な父母の家からぬけ出ようと,周囲の反対をおしきって苦学生と結婚するが……。前近代的な「家」の束縛の下で,女性として,人間としての成長にもだえる伸子の全力的な生き方を描く自伝的長編小説。解説・水野明善。
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。