
三月の第四日曜 ほか 宮本百合子名作ライブラリー<3>
宮本百合子=著
定価1,923円(本体1,748円)
- 出版年月
- 1994年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-02307-8
- 仕様
- 0393/ 四六判/ 342P
権力の非人間性とそれに屈することのない勇気を描く「一九三二年の春」「刻々」,すさんでいく軍需工場の若い女性労働者たちの苦悩を描いた「三月の第四日曜」など,弾圧に抗して発表した戦時下の抵抗文学10編を収録。解説・小林栄子。
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。