
播州平野・風知草 宮本百合子名作ライブラリー<4>
宮本百合子=著
定価1,708円(本体1,553円)
- 出版年月
- 1994年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-02308-5
- 仕様
- 0393/ 四六判/ 251P
1945年8月15日にはじまる歴史の激動と,戦時中迫害に屈せず生きぬいた主人公の新たな生活への出発を描く「播州平野」。出獄してきた非転向の夫との愛情をとおして,再生日本の方向を示唆する姉妹編「風知草」。解説・佐藤静夫。
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。