
二つの庭 宮本百合子名作ライブラリー<5>
宮本百合子=著
定価1,923円(本体1,748円)
- 出版年月
- 1994年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-02309-2
- 仕様
- 0393/ 四六判/ 323P
第一次世界大戦後の激動期を背景に,ロシア文学者の素子との共同生活,空虚で混乱した中流上層の生家の生活の双方を批判的に見ながら,新しい生きがいを求めてソビエト行きを決意する伸子。自伝的長編小説「伸子」の連作。解説・津田孝。
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。