
道標第一部 宮本百合子名作ライブラリー<6>
宮本百合子=著
定価1,923円(本体1,748円)
- 出版年月
- 1994年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-02310-8
- 仕様
- 0393/ 四六判/ 339P
1927年、社会主義革命に湧くモスクワ。その新しい息吹にふれた伸子は未来に目覚めてゆく。歴史の激動を背景に、一人の女性の階級的自覚の道すじを克明にたどり、戦後の日本文学に新しい分野を切り開いた力作「道標」の第一部。解説・西澤舜一。
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。