
道標第二部 宮本百合子名作ライブラリー<7>
宮本百合子=著
定価1,923円(本体1,748円)
- 出版年月
- 1994年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-02311-5
- 仕様
- 0393/ 四六判/ 314P
革命後まもないソ連に滞在する伸子は、新しい婦人指導者の健康さと大らかさに共感しつつ、社会主義社会への途上での葛藤を通じて胎動するエネルギーを全身にうけとめて成長する。ベルリンへ移った伸子は雑誌『戦旗』を見、日本のプロレタリア文学運動を想う。解説・西澤舜一。
著者情報
宮本百合子
1899〜1951年。作家、思想家。17歳で処女作「貧しき人々の群」を発表。アメリカやソ連に滞在。のちプロレタリア文学運動に参加。宮本顕治と結婚。投獄、弾圧に屈せず、人民の立場にたった文学、婦人運動などに献身、戦後もその先頭に立つ。代表作として「貧しき人々の群」「伸子」「道標」「播州平野」などの他、獄中の夫との往復書簡「十二年の手紙」などがある。