
1995年1月17日,阪神大震災の発生。医療施設が崩壊するなかで,被災を免れた病院に負傷者が殺到した。電気も水もなく,どうしたら患者を救えるのか。医師,看護婦が見つめた生命の重み,医の原点とは――。緊迫の現場を証言する感動の書。
著者情報
全日本民主医療機関連合会
戦後の荒廃のなか、医療従事者と労働者、農民、地域の人びとが力を合わせて、各地で民主的な医療機関を創設。その連合会として、1953年に結成されたのが「全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)」。現在、民医連に加盟する医療機関や介護事業所はすべての都道府県に存在し、1770カ所を超える。憲法理念を生かし、「無差別・平等の医療と福祉」「いのちの平等」の実現をめざし、多くの個人・団体と手を結び活動している。

不眠の震災病棟
定価1,708円
(本体1,553円)
1995年5月