
現場の厳しい実態を明らかにした調査にもとづく希望の提言!
いのちの格差を是正する 人権としての医療・介護保障めざす提言
全日本民主医療機関連合会=著
「無差別・平等の医療と福祉」をかかげる民医連ならでは患者・利用者の実態調査。そこから明らかになるのは「いのちの格差」がすすんだ深刻な現実。この事態を生み出した国の制度改革との対決軸を明確にうち出し、財政問題も視野に入れた具体的施策を提案する。介護、手遅れ死亡事故、生活保護受給患者、歯科酷書などの調査報告5編も同時収録。
目次や構成
【目次】
- はじめに
- 人権としての医療・介護保障めざす民医連の提言
- 資料編
- 資料1 「介護保険10年」検証事例調査報告
- ーー「自己責任の介護」から真に「社会でささえる介護」へ
- 資料2 次期介護保険「改正」による影響予測調査結果報告
- ーー予防給付の見直しは利用者・家族に何をもたらすか
- 資料3 2012年国保など経済的事由による手遅れ、死亡事例調査結果報告
- 資料4 生活保護受給者緊急実態調査報告
- 資料5 歯科酷書ーー格差と貧困が生み出した口腔崩壊
- 資料1 「介護保険10年」検証事例調査報告
著者情報
全日本民主医療機関連合会
戦後の荒廃のなか、医療従事者と労働者、農民、地域の人びとが力を合わせて、各地で民主的な医療機関を創設。その連合会として、1953年に結成されたのが「全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)」。現在、民医連に加盟する医療機関や介護事業所はすべての都道府県に存在し、1770カ所を超える。憲法理念を生かし、「無差別・平等の医療と福祉」「いのちの平等」の実現をめざし、多くの個人・団体と手を結び活動している。

いのちの格差を是正する 人権としての医療・介護保障めざす提言
定価1,430円
(本体1,300円)
2014年3月