
あいつぐ中学生の事件に,父母や教師の悩み,不安と戸惑いは深刻。本書は,子どもの目線に立ち,大人が子どもの可能性や力を見抜けるかどうか,社会の汚れから子どもを守り,その苦しみに真剣に寄りそえるかどうか,新しい挑戦を呼びかける。
著者情報
尾木直樹
教育評論家。臨床教育研究所「虹」所長。法政大教授。1947年滋賀県生まれ。早大卒業後、私立高校、公立中学教師を経て現職。『新・学歴社会が始まる』(青灯社)『学校は再生できるか』(NHKブックス)、『子どもの危機をどう見るか』(岩波新書)、『元気が出る子育て論』『子育てとテレビ新事情』(新日本出版社)