
国民から批判を受け、党と学会を「分離」するとした1970年の池田会長の公約とその後を、綿密な取材と当事者の証言で明らかにする。?は、第4部「『分離』公約は果たされたか」で、「陰の選挙ノウハウ」など驚くべき実態が明かされる。
目次や構成
[目次]
- 第4部 分離公約は果たされたか
- "言論抑圧"のいま
- ゲラ刷りが流出、元警察官僚の本
- 公明党員の誕生
- "だれを党員に、すべて学会の指示"
- つのる疑問、離党したいが・・・・・・
- 党員総数を決め、不足分は「補充」
- "党は学会内の一つの係"
- 素顔の「連絡協議会」
- 選挙から日常活動まで指導
- 公明党議員の誕生
- うどん屋のオヤジだったわたしが・・・・・・
- 最後は池田氏の裁断で
- 公明党議員の任務
- 「先生にささげた夫だから」
- 原点は"池田先生の弟子の道"
- 宛先空欄の報告書には・・・・・・
- 党本部が要請した"田中派支援"
- 池田氏外遊の「餞別」を天引き
- 「功徳」と喜んだ振興券なのに
- 会館で振興券を取り扱い・・・・・・
- 直系企業が公共事業を受注
- "有罪覚悟"で守ろうとしたもの
- 公明党議員の引退
- "先生に報告、了解いただいた"
- 離党を決意させた二つの命令
- 二つの「新聞」
- "公明新聞の配達も学会活動"
- 99・11・21 大阪城ホール
- 総選挙への事実上の出陣式
- 陰の選挙ノウハウ
- 「切りかえ」―折伏から票集めへ
- 「動けば功徳に」―F取りのシステム
- 陣中見舞い―カメも学会頼み
- 選挙総括―二つの会議の意味
- 「功徳と罰」の法戦
- 法律破っても学会の教え優先
- 替え玉投票 一人で十三回・・・・・・
- 共産党の選挙を妨害せよ
- マル秘「外対」作戦
- 生々しい情報は「裏選対」で
- 網の目のように企業・団体工作
- "当社の大口ユーザーの依頼です"
- 「協力度合いがシェアに反映」
- 税金と学会選挙
- 非課税扱いの会館が"選挙本部"
- "同じ宗教法人でなぜ違いが・・・・・・"
- 読者の声から
- "勇気わく、現実とともに考えたい"
- "言論抑圧"のいま
著者情報
「しんぶん赤旗」特別取材班

政教一体 公明党・創価学会 2 ―政権参加を問う―
定価825円
(本体750円)
2000年3月