
地方切り捨てと「逆立ち」政治の矛盾がふき出すなか、どうたたかいの共同を広げるか。合併問題、地域経済の振興、ごみ減量などにどう取り組むか。今日の地方政治の諸課題を分析した論文を厳選して編集する。第二十三回党大会決定をふまえた論文を新掲載。議員活動のあり方を包括的に解明する書き下ろし論考も収録した必携の書。
目次や構成
[目次]
- 序にかえて −議員活動上のいくつかの問題提起 荒堀 広
- 1 現代の地方政治の課題をどう捉え、どう取り組むか
- 財界・政府による「地方再編」とその矛盾
−第二十三回党大会決議(第九章) 今田 吉昭 - 地方政治の前向きの変化、無党派の人々との共同の探究
−五中総は地方政治で何を明らかにしたか 自治体局 - 地方政治の新しい変化のなかで党の役割をどう押し出すか
−いっせい地方選挙政策の活用のために 今田 吉昭 - 市町村合併の押しつけと日本共産党の基本的立場
自治体局 - 小規模町村合併強制のたくらみをどうみるか
金子 邦彦 - 地方統制の強化は国民と自治体になにをもたらすか
−地方分権推進一括法案の問題点とねらい 金子 邦彦 - 予算議会にむけた要求運動と地方財政の焦点
−三中総がよびかけた?たたかいの組織者″として 自治体局 - 地方政治と議員団の確立
―第二十二回党大会決定にもとづく取り組み 柳浦 敏彦 - 地方議員の配達・集金の過重負担を着実に解決しよう
柳浦 敏彦
- 財界・政府による「地方再編」とその矛盾
- 2 各分野の状況とそこでの要求実現にどう取り組むか
- RDF(ごみ固形燃料)施設爆発事故で露見したごみ処理広域化・大型化路線の破綻 岩佐 恵美
- 地域経済・雇用を守るたたかいの特徴と教訓 山下 芳生
- 食の安全と安心を考える − その今日的焦点 岩佐 恵美
- 国際競争力の押しつけは日本農業を破壊する 有坂 哲夫
- 国民意識に襲いかかるニセ「人権教育・啓発法」案 田井中 一郎
著者情報
荒堀広
1926年生まれ。日本共産党常任幹部会委員、同党国民運動委員会責任者、同党前自治体局長。<BR> 主な著書「地方政治の新しい流れと課題」「労働組合・現在と未来」「職場をたたかいの拠点に」など多数。

地方政治――今日の課題と日本共産党
定価2,310円
(本体2,100円)
2004年3月