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時代ときりむすぶ百合子文学の新しい読み方

いまに生きる宮本百合子

伊豆利彦 辻井喬 澤田章子 岩渕剛 羽田澄子 須沢知花

定価2,090円(本体1,900円)

出版年月
2004年9月
ISBNコード
978-4-406-03108-0
仕様
0095/ 四六判上製/ 192P
タグ
芸術・生活    評論   
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戦前・戦後を通じて反戦・平和を掲げ、人間らしく生きることを求めつづけた作家宮本百合子。新しい時代の課題にこたえる作品の生命力、作家の生き方を第一線の研究者、作家から若手評論家ら6人が読み解く。新版全集完結記念の公開講座を一冊にまとめ、読めば思わず百合子の作品が読みたくなる絶好の入門書

目次や構成

[目次]

  • まえがき
  • 人間らしく生きる―「貧しき人々の群」の出発  伊豆利彦
    • 一  習作「農村」と「貧しき人々の群」
    • 二  矛盾に目を向ける「私」
    • 三  悩みながら自己批評へ
    • 四  「序にかえて」
    • 五  失敗によって前進する姿
  • 「伸子」の情熱と知性  澤田章子
    • 一  日本近代文学における「伸子」の位置
    • 二  百合子にとっての「伸子」の時代
    • 三  「伸子」の読みどころ
    • 四  「伸子」の情熱と知性が語るもの
  • 試練の十二年・「獄中への手紙」が語るもの  岩渕 剛
    • 一  「十二年」の時期に至るまで
    • 二  百合子と顕治の「十二年」から
    • 三  「獄中への手紙」を読むポイント
    • 四  日本文学への大きな寄与
  • 人生の転換点に重ねて―「播州平野」再読  羽田澄子
    • 一  「播州平野」の時代
    • 二  印象に残る場面
    • 三  ドキュメンタリーとしての「播州平野」
    • 四  なぜ終戦直後に描けたか
  • 「道標」から見えるもの  須沢知花
    • 一  作品とその背景
    • 二  はじめて「道標」を読んで
    • 三  伸子のソビエトでの成長をたどる
    • 四  「生への主張」と「巨大な死への抗議」
    • 五  伸子が見いだしたもの
  • 戦後の百合子―回想をまじえて  辻井 喬
    • 一  東大での反戦集会の思い出
    • 二  敗戦後希望の火を点じた百合子文学
    • 三  百合子の思想性について

著者情報

伊豆利彦

いまに生きる宮本百合子

いまに生きる宮本百合子

定価2,090円
(本体1,900円)

2004年9月

辻井喬

1927年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、セゾン文化財団理事長。

澤田章子

いまに生きる宮本百合子

いまに生きる宮本百合子

定価2,090円
(本体1,900円)

2004年9月

岩渕剛

いまに生きる宮本百合子

いまに生きる宮本百合子

定価2,090円
(本体1,900円)

2004年9月

羽田澄子

いまに生きる宮本百合子

いまに生きる宮本百合子

定価2,090円
(本体1,900円)

2004年9月

須沢知花

いまに生きる宮本百合子

いまに生きる宮本百合子

定価2,090円
(本体1,900円)

2004年9月