
三菱自動車の欠陥車隠し、西武鉄道の有価証券報告書の虚偽記載など、日本の代表的な企業の不祥事が頻発している。なぜ、日本の大企業がこのような病根に深く冒されることになったのか?! 現代企業の主要な活動領域を批判経営学の視点から総体的・体系的に捉えた清新で、入門的な研究書。「企業や経営者のための学問」ではない、経営学の鮮烈な登場です!
目次や構成
はじめに | 【丸山惠也】 | |
序章 | 批判経営学とは何か | 【丸山惠也】 |
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第1章 | 現代社会の管理をみる視点 | 【島田雄大】 |
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第2章 | 環境問題に批判経営学はどう取り組むか | 【貫 隆夫】 |
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第3章 | 批判経営学の歩みと世紀的・全地球的な課題 | 【角谷登志雄】 |
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第4章 | アメリカ経営学の特徴とその歩み | 【丸山祐一】 |
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第5章 | 現代多国籍企業のオフショア戦略 | 【夏目啓二】 |
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第6章 | 現代企業と労務管理の特徴 | 【島 弘】 |
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第7章 | 生産システムと人間労働 | 【那須野公人】 |
―効率性と人間性の調和―
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第8章 | 現代企業と消費者問題 | 【青木俊昭】 |
―進展開するマーケティング論を踏まえて―
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第9章 | 現代企業と情報化の進展 | 【井上秀次郎】 |
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著者情報
丸山惠也
1934年北海道生まれ。立教大学名誉教授。経営学博士。主著に『日本多国籍企業の史的展開』(共著、1979年、大月書店)、『日本的生産システムとフレキシビリティ』(1995年、日本評論社)、『東アジア経済圏と日本企業』(1997年、新日本出版社)、『批判経営学―学生・市民と働く人のために』(2005年、同)ほか多数。

批判経営学 学生・市民と働く人のために
定価2,750円
(本体2,500円)
2005年3月