“21世紀は中小企業の時代”と言われながら、中小企業の環境は厳しさをますばかりに見える。この難局を突破する道はどこにあるのか? 新たな挑戦として注目を集める不況打開・地域振興の運動を具体的に紹介しながら、産業政策から若者の雇用、中小企業労働者の組織化の問題等々までくまなく検討。日本の中小企業問題の新しい特徴に切り込んだ意欲作。
目次や構成
[目次]
序章 | グローバル化時代の中小企業問題 | 松丸 和夫 |
第1章 | グローバル化と中小企業の岐路 | 吉田 敬一 |
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第2章 | 産業政策・中小企業政策と労働運動 | 植木 武人 |
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第3章 | 雇用構造の転換と労働者の状態変化 | 金田 豊 |
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第4章 | 不況打開、地域振興運動と新たな挑戦 | 中島 康浩 |
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第5章 | 中小企業労働者の要求闘争と組織化 | 小林 宏康 |
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第6章 | 「企業の社会的責任」と労働組合運動 | 平澤 克彦 |
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第7章 | 若者と中小企業の雇用創出 | 松丸 和夫 |
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終章 | 財界戦略と労働運動の構築 | 坂田 晋作 |
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特別編 | 中小企業行政の実態と問題点―OBの手記― | 江戸川 太郎 |
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著者情報
松丸和夫
中央大学大学院経済学研究科教授。1954年生まれ。中央大学大学院経済学研究科博士課程。所属学会での活動には、社会政策学会幹事、社会政策学会誌編集委員長など。
グローバル化のなかの中小企業問題
定価2,420円
(本体2,200円)
2005年6月
労働運動総合研究所
グローバル化のなかの中小企業問題
定価2,420円
(本体2,200円)
2005年6月