
日本の政財界は誰を切り捨てたか!?
社会保障再生への改革提言 すべての人の生きる権利を守りぬく
日野秀逸=監修 労働運動総合研究所=編
今日の日本の貧困問題は何よりその大量性にあることを丁寧に分析。政府と財界が連続的に進めた雇用破壊、社会保障からの撤退および消費税増税政策の過ちを徹底批判する。内需主導型経済への転換をよびかけ、すべての人びとの生命と労働力、生業と生活の再生産を保障する「総合的制度」としての社会保障改革を提起する。
目次や構成
〔目次〕
- 序 章 安全・安心の社会を目指して
- 第1章 当面の社会保障をめぐる情勢の特徴
- 第2章 戦後日本の社会保障と財界戦略
- 第3章 「人間的な労働と生活」を基盤とした社会保障再生提言
- 第4章 「安定した雇用」の実現で確かな財源の確保を
- 第5章 社会保障制度改革のための運動づくりの視点
- 第6章 「二〇一三年問題」——年金と高齢者雇用を考える
著者情報
日野秀逸
国民医療研究所所長、東北大教授。1945年生まれ、東北大医学部卒。大阪大医学部助手、国立公衆衛生院衛生行政学部衛生行政室長、都立大教授などを歴任。『世界の医療・日本の医療』(旬報社)、『社会サービスと協同のまちづくり―「構造改革」と保健・医療・介護・福祉』(編著、自治体研究社)、『アウシュヴィッツの医師たち―ナチズムと医学』(訳、三省堂)など著書多数。

社会保障再生への改革提言 すべての人の生きる権利を守りぬく
定価2,090円
(本体1,900円)
2013年1月
労働運動総合研究所

社会保障再生への改革提言 すべての人の生きる権利を守りぬく
定価2,090円
(本体1,900円)
2013年1月