
働く人々が異常なまでに劣悪な状況におかれた日本。事態を打開し、憲法が保障する人間らしい労働と生活を新たに構築するために、いま何が必要か――労働総研が総力をあげたプロジェクト報告の初刊行! 雇用と社会保障を軸とした「労働と生活の改革」が、ひいては「日本経済の改革」に繋がる関連を、財源を示して明らかにする。
目次や構成
【目次】
- はしがき—いまなぜ“提言”なのか
- 序 章 労働と生活の現状とその原因・背景
- 第1部 安定した良質の雇用実現にむけての提言
- 第1章 悪化する雇用と”提言”の持つ意義
- 第2章 “雇用破壊”から“安定した雇用”へ
- 第3章 「デフレ不況」脱却の賃金政策
- 第4章 労働時間短縮の課題と政策の基本
- 第5章 心身の健康を守る
- 第2部 社会保障再生への提言
- はじめに
- 第6章 社会保障改革をめぐる対決軸
- 第7章 「人間に値する生活」を保障するための具体的提言
- 第8章 “安定した雇用”実現こそ財源確保の確かな道
- 終 章 ”提言”実現の条件と展望、労働組合の課題
著者情報
労働運動総合研究所

〔提言〕ディーセントワークの実現へ 暴走する新自由主義との対抗戦略
定価1,320円
(本体1,200円)
2013年4月