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戦争は悲惨、でも平和はユートピアか!?

シェイクスピアの戦争・平和学

小田島雄志=著

定価1,540円(本体1,400円)

出版年月
2008年7月
ISBNコード
978-4-406-05154-5
仕様
0074/ 小B6判上製/ 157P
タグ
芸術・生活    文化・芸術・スポーツ   
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シェイクスピアの時代から21世紀に至っても戦争は続いている。テレビに映るその映像にリアリティーは感じられなくても、シェイクスピア作品が描く、戦争の痛み、民衆、兵士、王の叫びが、今も心を揺り動かすのはなぜか――。自らの戦争体験も交えて、シェイクスピアが問う戦争の原点、その平和観を現代に読み解く。

目次や構成

〔目次〕

  • はじめに
  • I章  シェイクスピアが描いた戦争と人間
    1. 戦争は悲惨である
    2. 戦争のヒロイズム、そのパロディー
    3. シェイクスピアの平和観―それはユートピアか?
    4. 平和は惰眠、和解は狂気
    5. 民衆の知恵、付和雷同
    6. シェイクスピアの戦争と平和学
  • II章  台詞の中の戦争・平和学
  • III章  戦争体験の原点とシェイクスピア
    1. 「五族協和・王道楽土」の中心地で
    2. 戦後日本で「戦争」の実相を知る
    3. 再び〈もしも〉の偉大な力

著者情報

小田島雄志

1930年生まれ。東京大学名誉教授、東京芸術劇場名誉館長。著書に『ことばの魔術師井上ひさし』(共著2013年、岩波書店)、『ぼくは人生の観客です』(2012年、日本経済新聞社)、『シェイクスピアの恋愛学』(2010年、新日本出版社)、『シェイクスピアの戦争・平和学』(2008年、同)、『シェイクスピアの人間学』(2007年、同)など。