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強制はなかったのか?

生と死・いのちの証言 沖縄戦

行田稔彦=編著

定価7,260円(本体6,600円)

出版年月
2008年8月
ISBNコード
978-4-406-05161-3
仕様
0021/ A5判上製/ 670P
タグ
芸術・生活    記録・回想・エッセイ   
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「集団自決」はじめ、戦闘の経過に沿って、沖縄戦の全体像を30人近い証言で立体的に浮かび上がらせる初めての本です。軍による住民虐殺、住民の戦闘参加など、沖縄戦の真実を伝えます。構成・執筆は、20年にわたり沖縄戦体験者の証言を聞き、沖縄学習に取り組む、和光小学校の校長。修学旅行に行く高校生からどうぞ。

目次や構成

〔目次〕

  • はじめに
  • 序章  「集団死」を強いられた住民
    1. 集団死とは何か
    2. 座間味島の悲劇
    3. 秘密基地の島「慶良間諸島」
    4. 渡嘉敷島の集団死
  • 第1章  沖縄戦前夜
    1. 「ああ  対馬丸」〜忍びよる戦争の暗い影
    2. 戦場への道…子どもを戦場へ駆り立てた軍国主義教育と皇民化教育
    3. 10.10空襲
    4. 戦争準備下の第32軍と根こそぎ戦場動員された学徒たち
  • 第2章  首里攻防戦と住民・学徒
    1. アメリカ軍の上陸と第32軍
    2. 砲弾にさらされ、逃げまどう沖縄住民
    3. 負傷兵の急増
    4. 女子学徒隊の病院編
    5. 野戦病院と従軍看護婦
    6. 県庁職員の証言
    7. 首里戦線と鉄血勤皇隊
    8. 北部戦線
  • 第3章  南部彷徨
    1. 第32軍  首里司令部を放棄
    2. 南部彷徨の惨禍
  • 第4章  戦場から収容所、そして今につながる戦後の出発
    1. 住民たちの収容所、そして戦後
    2. 女子学徒たちの収容所生活、そして今につながる戦後
  • 終わりに……証言者に学ぶ
  • 資料「避難民と収容所難民」
  • アメリカ軍の侵略図
  • 沖縄周辺の島々
  • 日本の軍隊(第32軍)の構成
  • 日本軍による住民犠牲
  • 沖縄島南部の戦跡
  • 参考文献
  • 年表と学徒・住民の沖縄戦100日の足どり  巻末袋挿し込み

著者情報

行田稔彦

1947年新潟県生まれ。新潟大学教育学部卒業。現在和光学園理事。日本生活教育連盟委員長。主な著書に『あっ!こんな教育もあるんだ』(共著・2006年、新評論)、『沖縄に学ぶ子どもたち』(監修・2006年、大月書店)『生と死・いのちの証言 沖縄戦』(2008年、新日本出版社)、『いのち輝く―つながりが生んだ本物の学び』(共著・2008年、ルック)、『育てたいね、こんな学力―和光学園の一貫教育』(共著・2009年、大月書店)