
ずっと眺めていたい日本一の山の話
今日はなんの日、富士山の日
田代博=著
定価1,760円(本体1,600円)
- 出版年月
- 2009年12月
- ISBNコード
- 978-4-406-05297-9
- 仕様
- 0025/ 四六判並製/ 190P
- タグ
- 芸術・生活 生活・健康・女性・青年
澄み切った青空にそびえる孤高の山、富士山。眺めるだけでこれほど楽しめる山もない。なぜこんな形になったのか? どこまで見えるのか? これほど人を惹きつける理由はなに? 外国にも富士山が? など興味はつきない。世界遺産へのとりくみと基地問題、各地のふるさと富士や富士見地名の話も交え、日本一の山の姿に迫ります。カラー口絵(8ページ)付。
目次や構成
〔目次〕
- はじめに
- 1合目 富士山ってどんな山
- 成り立ちと地質
- 名前をめぐって
- 文学の中の富士山…ほか
- 2合目 社会的視点から見る富士山
- 富士山をめぐる国民意識
- 周辺に見る戦争遺跡…ほか
- 3合目 富士山はどこまで見えるか
- 考え方と可視マップ
- 方面別に見る限界の地
- 4合目 各地から見える富士山
- 八方美人の山
- 鉄道に揺られながら
- 他の山から…ほか
- 5合目 美しきダイヤモンド富士
- 光り輝く山頂
- どこで見えるか
- 連続ダイヤを追いかけろ…ほか
- 6合目 富士山を撮り描く
- 様々な表情を逃さずに
- 月別の撮影ポイント…ほか
- 7合目 富士山の観測
- あちこちから同時観測…ほか
- 8合目 富士見地名・ふるさと富士
- 忘れ得ぬふるさと富士
- 外国にも富士山が…ほか
- 9合目 富士山をめぐる話題
- あこがれの富士山ナンバー
- 富士山の音が聞こえる…ほか
- おわりに
- 毎日富士山の写真を撮り、四六時中富士山のことを考えてきた結果がこうなりました。 日本一の山富士山は、登る山ではありますが、見て眺めて楽しめるところに魅力がある「見力(みりょく)の山」です。 眺めてみる、をキーワードに、富士山の魅力を、体験をふまえ総合的に記しました。一応体系的な項目立てをしていますが、どの「合目」から読んでくださっても結構です。 カラー口絵もお楽しみください。(「はじめに」より)
読者の感想
- ・富士山は「軍国日本」より「平和と繁栄」の象徴という考えに同感。
- ・項目(合目)ごとに、どこから読んでも楽しめるようにまとめてあるのが良かった。
著者情報
田代博
1950年広島県尾道市生まれ。筑波大学附属高校社会科(地理)教諭。聖心女子大学非常勤講師。専修大学非常勤講師。NHK高校講座地理講師。日本国際地図学会評議員。山の展望と地図のフォーラム(FYAMAP)代表。著書に『「富士見」の謎』(2011年、祥伝社)、『今日はなんの日、富士山の日』『知って楽しい山岳展望』『知って楽しい地図の話』(2005年、2007年、2009年、新日本出版社)、『富士山「発見」入門』(2003年、光文社)、『山岳展望の楽しみ方』(1991年、山と渓谷社)など多数。

今日はなんの日、富士山の日
定価1,760円
(本体1,600円)
2009年12月