
大衆社会論、日本型プラグマチズムからのマルクス主義批判にこたえ、いわゆる「近代理論」を批判的に分析した労作など初期の論文五篇(一九五八~六三年)、およびソ連覇権主義などとの国際的な闘争にかかわる論稿四篇(六四年以後)を収録。巻頭に著作集全六巻についての編集委員会による序文を付す。
目次や構成
[目次]
- 序文 上田耕一郎著作集編集委員会
- 「大衆社会」理論とマルクス主義
- 大衆社会論と危機の問題
- プラグマチズム変質の限界-『思想の科学』の示すもの-
- 近代理論のマルクス主義批判
- 現代の生活における貧困の克服
- フルシチョフ解任と「日本のこえ」一派の運命
- 日本共産党の自主独立路線
- 日本共産党の躍進と理念問題
- ソ連共産党とたたかって30年-歴史的巨悪=覇権主義-
- 解題
著者情報
上田耕一郎著作集編集委員会