
お馴染み「八百屋お七」が「放火事件は冤罪だった」というジェームス三木の大胆脚色によって新たな物語に! ときは徳川綱吉が五代将軍に就いたばかりのころ、大火事で類焼した八百源の一人娘・お七は、避難先の寺で吉三に出会い一途な恋に――。ところが父は手代の勘蔵をお七の婿に迎えようとする。お七の恋の行方は?! NHKドラマとともにお楽しみください。
目次や構成
【目次】
- 1 なれそめ
- 2 しのぶれど
- 3 想いびと
- 4 雨宿り
- 5 夢枕
- 6 おとうと
- 7 冬の蛍
著者情報
ジェームス三木
1935年、満州奉天市生まれ。1953年俳優座養成所入所、以後テイチク専属歌手などを経て脚本家。85年NHK連続テレビ小説『澪つくし』で視聴率55%を記録。日本文芸大賞脚本賞(86年)、NHK放送文化賞(99年)など受賞多数。テレビ脚本には「独眼竜正宗」「八代将軍吉宗」「葵徳川三代」(いずれもNHK大河ドラマ)など多くあり、主な著書に小説では『澪つくし』(1985年、実業之日本社)、『翼をください』(88年、徳間書店)、『憲法はまだか』02年、角川書店)など、エッセイでは『ヤバイ伝』(2000年、新潮社)、『ドラマと人生』(08年、社会評論社)など数多い。

あさきゆめみし 上 八百屋お七異聞
定価1,320円
(本体1,200円)
2013年9月