
安倍政権が生み出し続ける日本的貧困の特質をみごとに抽出!
ここまで進んだ!格差と貧困
唐鎌直義=著 尾藤廣喜=著 他
いま格差と貧困の連鎖を作り出している、日本の独特な実態を、住居や生活保護の分野、子ども・若者・女性・高齢者の各層の状況などを具体的に分析して、それぞれのエキスパートが問題点や実践的な解決法を提案する。安倍政権が強引に進める、「自己責任」の脅し文句で国民の生活を置き去りにする政策を、反格差・反貧困を旗印にくつがえす書!
目次や構成
<目次>
- まえがき
- 若年・未婚・低所得層の住宅事情調査から見えてきたもの・・・・・・稲葉剛
- 若者と貧困――格差社会の中で絶望的な孤立の中で生きる若者たち・・・・・・青砥恭
- 増え続ける貧困高齢者――その原因とメカニズム・・・・・・唐鎌直義
- 支援の現場から見えてきた高齢者の貧困・・・・・・藤田孝典
- 子どもの貧困を考えるうえで大切なこと・・・・・・松本伊智朗
- 子どもの貧困と学習支援――その意義と限界・・・・・・川口洋誉
- 高卒女性の十二年をとおして見えてきたもの――若い女性の不安定と貧困、そして明日・・・・・・杉田真衣
- 歴史のなかで生活保護の意義を考える・・・・・・尾藤廣喜
- 生活扶助基準引き下げの問題点・・・・・・森田基彦
- 安倍政権の一億総活躍社会の欺瞞と「恐怖政治」――困難を社会全体でひきうける社会をつくる民主主義を・・・・・・中西新太郎
著者情報
唐鎌直義
1952年生まれ。専修大学教授。主な著書は『日本の高齢者はゆたかか』(萌文社)、『国民生活と社会福祉政策』(かもがわ出版)など。

ここまで進んだ!格差と貧困
定価1,760円
(本体1,600円)
2016年4月
尾藤廣喜
1947年生まれ。弁護士、生活保護問題対策全国会議代表幹事。著書は『改訂新版 これが生活保護だ』(編著、高菅出版、2006年)など多数。

ここまで進んだ!格差と貧困
定価1,760円
(本体1,600円)
2016年4月