
アベノミクスの「トリクルダウン」政策、消費税大増税、「異次元金融緩和」路線で、途方もなく拡大する貧富の格差と不況。国民の怒りをかわすために提唱した「一億総活躍プラン」は何をもたらすのか? 目玉の「働き方改革」に隠された術策も第一線研究者が鋭く解明して、アベノミクスの破綻を国民の立場から全面的に総括。
著者情報
牧野富夫
1937年生まれ。労働総研顧問、日大名誉教授(副学長なども歴任)。著書に『労働ビッグバン』(2007年、新日本出版社)、『構造改革は国民をどこへ導くか』(03年、同)など多数。他執筆者―友寄英隆(経済研究者)、萩原伸次郎(横浜国立大学名誉教授)、山中敏裕(日本大学准教授)、建部正義(中央大学名誉教授)、藤田宏(労働総研事務局次長)、生熊茂実(JMIU中央執行委員長)、下山房雄(九州大学名誉教授)。

アベノミクス崩壊 その原因を問う
定価1,760円
(本体1,600円)
2016年6月