
「深刻な二日酔いに見舞われたアベノミクス」とは、どういうこと? 安倍政権の三面にわたるアブノーマル=異常性を、「アベノーマル」と喝破する著者の、痛快で、明快な解析が冴える全編書き下ろしの書。総選挙後に第2ラウンドに突入した「終活期の安倍政権」の性格と構造を抉り出し、「安倍終活」をめぐる国民的攻防戦の構図を巧みな比喩で解き明かす。
著者情報
二宮厚美
1947年生まれ。神戸大学発達科学部教授。経済学、社会環境論を専攻。主な著書は、『日本経済と危機管理論』(82年)『現代資本主義と新自由主義の暴走』(99年)『日本経済の危機と新福祉国家への道』(02年)『ジェンダー平等の経済学』(06年)〔以上は新日本出版社〕、『円高列島と産業の空洞化』(87年、労働 旬報社)、『自治体の公共性と民間委託』(2000年、自治体研究社)など多数。

終活期の安倍政権 ポスト・アベ政治へのプレリュード
定価2,530円
(本体2,300円)
2017年11月