福祉国家の本質は「自由時間プラス人権」保障に!
人間発達の福祉国家論
二宮厚美=著
人格論を軸にして人類史的な「人間発達論」を構築する論考。伝統的福祉国家論にはない新たな視点=“人権保障に加えて、自分の自由を処理できない「空っぽの時間」を変え、主体的な「自由時間」を獲得する視点”から福祉国家像を再構成する書き下ろし! 現代社会の変革主体は自由時間を社会的基礎に育つことを力説する。
著者情報
二宮厚美
1947年生まれ。神戸大学発達科学部教授。経済学、社会環境論を専攻。主な著書は、『日本経済と危機管理論』(82年)『現代資本主義と新自由主義の暴走』(99年)『日本経済の危機と新福祉国家への道』(02年)『ジェンダー平等の経済学』(06年)〔以上は新日本出版社〕、『円高列島と産業の空洞化』(87年、労働 旬報社)、『自治体の公共性と民間委託』(2000年、自治体研究社)など多数。
人間発達の福祉国家論
定価2,530円
(本体2,300円)
2023年12月