
世界に通じる価値観を持ち、胸を張って独自の国づくりをする凛とした小さな国。その抑圧されてきた人権や民主主義を勝ち取ろうと支配権力に立ち向かう姿は、人間の尊厳を感じさせる。そこに注目して、中米のコスタリカ、民主化したばかりのミャンマー、米国と国交を回復したキューバ、シルクロードの中心地、中央アジアのウズベキスタンを巡る!
著者情報
伊藤千尋
1949年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業。74年に朝日新聞に入社。サンパウロやバルセロナ、ロサンゼルスの支局長などを歴任。2009年に定年を迎えたが再雇用で同紙の「be」編集部で勤務を続けている。主な著書に『凜とした小国』『9条を活かす日本』(ともに新日本出版社)、『反米大国』(集英社新書)、『燃える中南米』(岩波新書)など多数。