
十人十色の心のカタチがある、まずは自分を大切に。
大丈夫。人間だからいろいろあって
香山リカ=著
「自分はこのままでいいの?」些細なことから深いトラウマまで、生きている限り悩みは尽きない。でも大丈夫。支えてくれる人がきっといる。私たちにちょうどいい生き方はきっとみつかる。読めば、そっと背中をおされ、ふっと肩の荷がおりる、今を生きる人たちの心と体をほぐす、ほんわかハートフルエッセイ。
目次や構成
[目次]
- はじめに
- 一章 人生だからいろいろあって
- 苦手な人の「よいところ」
- 願望、欲求を元気の源に
- ほどほどのシニア難しい
- 失敗、挫折こそ幸せの生みの親
- 自分の定年は自分で決める
- 繰り返しの日々 何を学ぶ
- 受験の結果が全てじゃない
- 無理しないで頑張って
- ごはんがおいしい 今日はマル
- 必ず晴れの日はやって来る
- 人の心がわり 大目に見て
- 二章 つい忘れてしまう大切なこと
- <かけがえのない自分を大切に>
- 自分らしいのがいちばん
- 支えてくれる人がきっといる
- 人間だからいろいろあって
- 宗教者も「先生」も人間だ
- まずは自分を好きになって
- 家族は家族、私は私
- 北海道愛 日ハム日本一で実感
- 解決できない問題なんてない
- 自分の良さありのままに
- 依存症“家康マインド”で
- 「心のワクチン」試して
- 友がみな われよりえらく・・・
- 「人を診る」診察 原点再認識
- 自分を認められるように
- <こころとからだを大切に>
- 明るく治療に向きあおう
- 早寝早起き、運動で前向きに
- 便利な生活 体には不自然
- 心の調子 米大統領選でダウン
- つらい記憶は眠らせる
- 高まりつつある漠然とした不安
- 疲れは「休もう」のサイン
- 健康法 苦痛なら逆効果
- 新年度でも頑張り過ぎないで
- 負の感情解き放つ“実況中継”
- 「悲しみ」から気付くこと
- ダイエット ココロは満腹に
- 別れを悲しむ気持ち 大切
- 三章 人にやさしく
- 心を込めて「おだいじに」
- 「本当の親切」つなげよう
- 人間、みんな本当は善い人
- 理解されにくい「つらさ」
- 「大丈夫?」の一言 誰かを救う
- 寄り添うことが「心の薬」に
- 「幸せのおすそわけ」を忘れない
- 弱者の困難にどう向きあう
- 「やさしさ 減るもんじゃない」
- 困った子どもの気持ちに寄り添って
- 人助けする人にこそ支援を
- 四章 ときには声をあげる
- 「接待係は女性」意識変えて
- インフルエンザでも休めない
- 男も女も自分らしい人生を
- 「コミュ障」評価は時代で変わる
- 「若さ」がすべてではない
- あくまで定時勤務が基本 忘れないで
- 命は平等 説明は必要ですか?
- プライバシー もっと大切に
- 学びたくてもできない学生たち
- 全ての若者に平等なチャンスを
- 家族のことでも助け求めて
- からだのデータは個人情報
- 「心の復興」も忘れないで
- ネット書き込み警戒 嫌な緊張感
- 議員こそ他者のための人生
- 日本の平和と安全 守られる?
- 子育て相談 気軽にできる環境を
- 体罰は実力につながらない
- 介護Uターン、その後どう充実
- ハイテンションな政治家たち
- 苦しみわかるリーダーこそ
著者情報
香山リカ
1960年北海道生まれ。東京医科大学卒。精神科医。2022年よりむかわ町国民健康保険穂別診療所副所長。著書に『もっと、自分をいたわっていい』(2021年)、『医療現場からみた新型コロナウイルス』(共著、2020年)、『大丈夫。人間だからいろいろあって』(2018年)『「ポスト真実」の世界をどう生きるか――ウソが罷り通る時代に』(共著、2018年ともに新日本出版社)、『「いじめ」や「差別」をなくすためにできること』(2017年、ちくまプリマー新書)ほか多数。

大丈夫。人間だからいろいろあって
定価1,650円
(本体1,500円)
2018年11月