「自己責任論」が覆う社会と膨大な業務に追われる職場にあって、子どもや親に向きあいたいと思いつつ悩む教師たち。そこで問われるモラルとは何かを考えます。いじめや荒れ、貧困、さらにコロナ禍や戦争などを前に教師は、子どもの声をどう聞き、何を語るのか。現代の実践と過去の出来事に学びながら教育の本質を探ります。
著者情報
佐藤広美
1954年北海道生まれ。東京家政学院大学名誉教授。教育科学研究会委員長。都立大学大学院博士課程単位取得退学。『日韓の歴史問題をどう読み解くか』(2020年、新日本出版社、共著)、『「誇示」する教科書』(2019年、新日本出版社)、『災禍に向きあう教育』(2019年、同前)、『植民地支配と教育学』(2018年、晧星社)、『教育勅語を読んだことのないあなたへ』(2017年、同前、共著)、『総力戦体制と教育科学』(1997年、大月書店)など著作多数。
教師のモラルとは何か 子どもと親の信頼を得るために
定価2,420円
(本体2,200円)
2023年6月