
「おはなし」の力で戦争をイメージする、平和を考える――
まぼろしの犬
日本児童文学者協会=編 北見葉胡=絵
定価2,090円 (本体1,900円)
- 出版年月
- 2006年5月
- ISBNコード
- 978-4-406-03265-0
- 仕様
- 8793/ A5判上製/ 156P
- 読者対象
- 小学校低学年
- 小学校中学年
- 小学校高学年
- 中学生
未来(みく)のおとうさんは自衛官としてイラクへ。「まちがっている」という健太郎のつぶやき。おとうさんはまちがっているのだろうか。考えつづけた未来がだした答えは――(「おばけイチゴを食べた日から」)。雑種犬ポンタが異国の地で見た戦争を描く表題作他、戦争と平和を考える物語集。日本児童文学者協会創立60周年記念出版。
著者情報
日本児童文学者協会
児童文学の作家、詩人、翻訳家、評論家、研究者などで構成されている文学運動団体。1946年創立。会員数は約九五〇名で、全国すべての都道府県に在籍している。また北海道から九州まで、21の支部があり、独自の活動を展開している。会の活動は、著作権や研究活動など主に会員に向けた活動のほかに,児童文学に関心を持つ方たち、児童文学の創作をめざす人たちなどに向けて、各種の講座や出版活動など幅広く行われている。
北見葉胡
神奈川県鎌倉市生まれ。2005年、2015年ボローニャ国際絵本原画展入選。『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(小手鞠るい作/2008年、講談社)でボローニャ国際児童図書賞受賞。絵本に『花ぬりえ絵本不思議な国への旅』(2023年、講談社)、『マーシカちゃん』(2020年、アリス館)、『小学生になる日』(2010年、新日本出版社)、書籍装画に「はりねずみのルーチカ」シリーズ(かんのゆうこ作/2013年~、講談社)などがある。

まぼろしの犬
定価2,090円
(本体1,900円)
2006年5月