
ちひろの手鏡 ─母の絵を語る─
いわさきちひろ=絵 松本猛=文
定価1,870円(本体1,700円)
- 出版年月
- 1990年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-01896-8
- 仕様
- 0071/ B5変型判(タテ20×ヨコ19)/ 93P
- タグ
- 芸術・生活 文化・芸術・スポーツ
子ども・草花・鳥や犬――ささやかな生命の息づかいを見つめ続けた画家・いわさきちひろ。画家としての才能と研鑽,そして,生命あるものへの愛情と敬意が生んだ,その独自の世界を,一人息子である著者がたどるエッセイ集第3弾。
目次や構成
[目次]
- Ⅰ
- 春の野原の子どもたち
- 雨あがりの街と子ども
- パラソルの女の子と赤い帽子の男の子
- ほおづえをつく少女
- 赤トンボと少年
- 落葉のなかであそぶ子ども
- シクラメンとふたりの少女
- スキーをする子ども
- 春の花と子ども
- 柿の木と少女
- 海辺の小鳥
- 雨にくもる花屋の窓
- Ⅱ
- 巴里祭
- パステル画
- あかちゃん
- 宮沢賢治と母
- 鏡と自画像
- 収録画出典一覧
- あとがき
著者情報
いわさきちひろ
1918年、福井県生まれ。童画家として活躍。1974年原発性肝がんのため死去。代表作に『あめのひのおるすばん』(1968年、至光社)、『戦火のなかの子どもたち』(73年、岩崎書店)などがある。
松本猛
1951年生まれ。美術・絵本評論家、作家、横浜美術大学客員教授、ちひろ美術館常任顧問、美術評論家連盟会員、日本ペンクラブ会員。1977年にちひろ美術館・東京、97年に安曇野ちひろ美術館を設立。同館館長、長野県信濃美術館・東山魁夷館館長、絵本学会会長を歴任。絵本作品に、『ふくしまからきた子』、『ふくしまからきた子 そつぎょう』(絵・松本春野、岩崎書店)、『白い馬』(絵・東山魁夷)、『りんご畑の12ヶ月』(絵・中武秀光、いずれも講談社)、『海底電車』(絵・松森清昭、童心社)などがある。